第43回日本脳腫瘍病理学会学術集会

ご挨拶

園田 順彦

第43回日本脳腫瘍学会学術集会開催に向けて

第43回日本脳腫瘍学会学術集会

会長 園田 順彦

(山形大学医学部脳神経外科 教授)

第43回日本脳腫瘍学会学術集会を2025年12月7日(日)-9日(火)に天童ホテルにて開催いたします。初めての山形での開催ということで、私にとりましても山形大学医学部脳神経外科にとりましても大変名誉なことだと存じております。

本学会の前身は1980年の日光脳腫瘍カンファレンスに遡ります。当時より悪性脳腫瘍の研究・診断・治療に従事する研究者・医師が1つの会場で早朝から深夜まで密度の濃い議論を交わすという、通常の学会とはやや異なる形式で運営されておりました。その後、参加人数も増加し、日本脳腫瘍カンファレンス、日本脳腫瘍学会と名称は変化しつつも、その形式は受け継がれております。

さて第43回日本脳腫瘍病理学会学術集会の主題を「他領域より学ぶ」といたしました。
稀少疾患である悪性脳腫瘍の研究・臨床に従事している医師・研究者はそれほど多くないのが現状であります。今後のさらなる発展を目指すのであれば、他領域の最新の知識をアップデートすることが必要ではないかと考えました。

そこで、本学会ではさまざまな領域のエキスパートの先生にご講演をいただき、新たな知見を得ることで、今後の臨床・研究にお役立ていただければと思います。同時に我々の行っている最新の研究を発表しお互いが議論するとともに、他領域の先生にも我々の研究を知っていただく機会になればと考えております。

冬の山形はなかなか訪れる機会もないかもしれません。済んだ空気が作り出す美しい風景、冬ならではの食材や温泉などは格別なものがあります。是非、皆様にお越しいただき実りの多い会にするとともに、楽しんでいただければ幸いです。

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